2015年10月29日木曜日

平成日本の新イベント「ハロウィン」(3)限定商品(きゃりーぱみゅぱみゅ・AKB等)と謎の訪問者

  平成日本の新イベント「ハロウィン(ハロウィーン)」の3回目(最終回)は、ハロウィンの限定商品(グッズ)と、謎の訪問者の話をしたいと思います。

 ハロウィンの経済効果の話をした時、2014年の経済効果は1100億円と試算されていると紹介しましたが、今年(2015年)は、昨年よりさらに増加して1200億円以上と言われています。

 10月31日が土曜日であることと、去年以上にたくさんの限定商品が発売されていることなどが、その要因です。

 ハロウィン限定商品を、いくつか紹介します。

 まず、「サーティンワン アイスクリーム」では、、「Wonderful Halloween(ワンダフルハロウィン)」キャンペーンを実施していて、新フレーバー「トリック オア アイスクリーム」(シングル・レギュラーサイズ330円~)やハロウィンサンデーなどを発売しています。

<写真 サーティンワンのハロウィン商品>



 「ミスタードーナツ」でも、「ミスド ハロウィンキャンペーン」を実施していて、ミスド・ジャック・ランタンチョコや、ハロウイン使用の箱に入った「ボン・デ・シュー・ドーナツ」の2個入りセットなどを販売しています。

 他にも、「キットカット」(ネスレ)や「コアラのマーチ」(ロッテ)、ペブシコーラやキリンビール、「UFO焼きそば」などなど、数えきれないほどのハロウィン限定商品が出ています。

 もちろん、ドンキホーテやDAISOでも、魔女や悪魔に変身するコスプレ商品や、ホームパーティ用の「ジャック・オ・ランタンろうそく」などのグッズが売れていて、普通の町中でも、黒い魔女の帽子を着た女性をよく見かけます。
 珍しいところでは、「宝くじのスクラッチ」にも「ハロウィン仕様」が出ていますよ。
 
 音楽でも、きゃりーぱみゅぱみゅ(♪「Crazy Party Night ~ぱんぶきんの逆襲~」)やAKB48(♪「ハロウィン ナイト」)など、若者に人気の歌手たちが、ハロウィンをテーマにしたCDを発売し音楽配信しています。


<写真 ハロウィン図柄の宝くじ>




 もう一つ、今年は10月31日のハロウィン本番に、「謎のスペシャルゲスト」が遥か彼方からやって来ます。
 そのゲストとは、「外国の有名人?」や「セレブ?」ではなく、もっと遠い宇宙の彼方からやって来ます。

 その謎のゲストとは、「巨大な小惑星・2015 TB145」です。
 大きさは400m~600mで、2027年までに地球に接近する小惑星では最大で、サッカー場ほど(2013年にロシアに落ちた隕石の約30倍)の大きさがあります。

 スピードは時速12万6000kmと異常に速く、地球から約50万km(月と地球の距離の1.3倍)のところを、日本時間11月1日0時14分(欧米では10月31日=ハロウィンの日)に、通過する見込みです。

 NASAの発表では、「幸い地球に衝突する心配はない」とのことですが、ハロウィンの日の宇宙からの謎の訪問者には、かなり興味を惹かれますね。


 最後は、ハロウィンのいい話です。
 
 2014年10月30日、ハロウィンの前日、アメリカのオハイオ州トレドにある子ども専門病院には、タートルズやスパイダーマンなどのヒーローに変身した地元のSWAT隊員たちがサプライズ訪問をして、難病と闘う子供たちを励ましました。

 入院している少年の1人は、「このサプライズのお陰でガンに打ち勝てる気がするよ。だって、僕もあのヒーローたちに負けてられないから。」と嬉しそうに話したそうです。
 アメリカでは、こんなハロウィンもあるのですね。

 一方、日本の東京・渋谷の10月31日の夜は、毎年、ハロウィンを楽しむ人たちとゴミでいっぱいになります。
 でも、翌日、11月1日の昼頃には、渋谷の街はいつもの「きれいな渋谷」に戻ります。

 なぜでしょう。「ハロウィンの魔法?」=なら、いいですけどね。

 実は、11月1日の早朝から、ハロウィンを楽しんだ若者の一部と地元の人たち、そしてわざわざこのために集まったボランティアの人たちで、街中のゴミを集めてきれいに掃除するのです。
 
 今年は、東京都が「世界に日本のKAWAII文化を発信している」きゃりーぱみゅぱみゅをイメージキャラクターに起用して、「ハロウィン用のゴミ袋」を配布するキャンペーンをしています。

 キャンペーンでは、『&TOKYO』のPRとして、渋谷109を皮切りに、六本木など、人出の多い都内4カ所のエリアや、さまざまなハロウィーンイベントの会場で、カボチャのデザインのごみ袋を配布しています。

 クリーンなまちづくりを働きかけることで、清潔で快適な東京の魅力をアップし、その発信につなげていくことが目的だそうです。

 みんなで素敵な街を維持するために、ハロウィンを楽しんだ後は、自分のゴミは自分で、魔法を使わずにもって帰りたいものです。

<写真 東京都が作ったハロウィンのごみ撲滅ポスター>



 おしまいに、ハロウィンの歌を紹介します。
 今回は、きゃりーぱみゅぱみゅでも、AKB48でもなく、昨年(2014年)発売された大原櫻子さんの、「オレンジのハッピーハロウィン」の歌の一部を紹介します。


♪「オレンジのハッピーハロウィン」♪
(作詞・作曲 亀田誠治  歌 大原櫻子)
 
(前略)

夏休みとクリスマスの間に
突然あらわれたカボチャ型のキューピッド

ロリポップキャンディもごちそうもいらない
本当にほしいのは君から僕への YES!


去年の今頃は「読書の秋」なんて低いテンション
でも今年のターゲットは君だから勇気100倍さ


Trick or Treat!さあはじめよう
オレンジ色のコミュニケーション
L! O! V! E! 思いを伝えてハッピーなベイベー
ワクワクドキドキ ウキウキハラハラ 何でも来い
Happy Halloween! ♪




 それでは、これで3回に渡って紹介した「平成日本の新イベント ハロウィン」のブログを終わります。
 大勢で楽しむ方も、少数で楽しむ方も、一人で楽しむ人も、みんないいハロウィンをお過ごしください。

 「ハッピー、ハロウィン!」


<一句>
 ハロウィンの 一夜のみやげは 夢とゴミ     


 

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