今回は、さだまさしさんの隠れた名曲「パンブキン・パイとシナモン・ティー」の紹介の2回目(後半)です。
「パンプキン・パイとシナモン・ティー」は、シングルでは発売されてなく、大ヒットもしていません。
この曲は、さだまさしさんが、1979年に出したアルバム「夢供養」の中の1曲として納められています。
ところが、この歌の中のコーヒーベーカリー「安眠(あみん)」から名前をもらった女性ディオが、
後に大ヒット曲を出しています。
そうなんです。
1982(昭和57)年に「待つわ」が100万枚を超える大ヒットとなった、岡村孝子さんと加藤晴子さんの女性ディオ「あみん」は、この曲の店の名前「安眠(あみん)」から名前をとったのです。
「パンプキン・パイとシナモン・ティー」に恋を叶える魔法があるかどうかはわかりませんが、この曲には、人気ディオ「あみん」と、大ヒット曲を生み出す魔法の力があったのです。
岡村孝子(1962年~ 愛知県出身)さんと言えば、「夢をあきらめないで」(1987年)などの名曲を作っていますが、それもこれも、もとはと言えば、「パンプキン・パイとシナモン・ティー」の歌の魔法のおかげかも、知れませんね。
この曲に出てくる「安眠(あみん)」という店は実在しませんが、マスターは、好きな彼女にプロポーズできないでいた「さだまさしさんのスタッフ」がモデルだったそうです。
また、さださんが経営していた喫茶店「さすらいの自由飛行館」には、この曲にちなんだ「あみんセット」がありました。
「♪パンプキン・パイとシナモン・ティーに
薔薇の形の角砂糖 二つ
シナモンの枝で ガラスに三度 恋しい人の名を書けば
愛が叶えられると 娘等は信じてる♪」
<薔薇の形の角砂糖>
次に。さだまさしさんが2004(平成16)年に、「パンプキン・パイとシナモン・ティー」の続編(アンダーソング?)として書いた曲の一部を紹介します。
曲名は「ローズ・パイ」です。
♪「ローズ・パイ」 (歌・作詞・作曲 さだまさし)
薔薇の形の角砂糖が もうなかなか手に入らないから
魔法が使えないというので 人気薄でも
店をやめようにも やめられない
変な歌で有名になって
2丁目の交差点から17軒目に
こだわる客に 参ってる
(中略)
そうさ 青春なんてそんなもの
ホントは恰好悪くて情けなくって金も無くって
それで良いのだ
さうさ 若い二人の恋はローズ・パイ
生きることの不安から えっちな悩み
まじめな恋や夢を抱きしめ ♪
<シナモンティー>
私は、時間がある朝は、時々、通勤途中にコンビニへ寄って、「紅茶」にシナモンパウダーを入れて、シナモンティーとして飲みます。
実は、この習慣は、さだまさしさんの「楽しくも優しい曲」に憧れて、シナモンの魔法を信じてやっています。
最後に、シナモンの魔法が、みんなに幸せを連れてくれることを祈って、「あみん」からソロになった岡村孝子さんの名曲「夢をあきらめないで」の一部を紹介して、2015年11月のブログを始めたいと思います。
♪「夢をあきらめないで」(作詞・作曲・歌 岡村孝子)
(前略)
いつかは皆旅立つ
それぞれの道を歩いていく
あなたの夢をあきらめないで
熱く生きる瞳が好きだわ
負けないように 悔やまぬように
あなたらしく 輝いてね ♪
今がどんなに困難で苦しくても、「シナモン・ティー」を飲んで、夢をあきらめないでがんばりましょう。あなたも私も、お互いに。
<一句>
シナモンに 願いをかける 白い秋
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