2016年1月31日日曜日

2016年1月のまとめ キーワードは「ゲスの極み」? ~♪春一番~

 2016(平成28)年1月も、あっという間に終わってしまいました。
 「サル年の話」も「SMAPの話」も、1回だけ書いて、まだ続編が書けていません。
   期待していただいている人がいたら、ごめんなさい。今後、書くつもりです。

 反省の意味を込めて、2016(平成28)年1月を日記風に振り返ってみます。
 今月のキーワードは「ゲスの極み」かな?と思います。

 1月前半、大きく世間を騒がせたのは、前回取り上げた「SMAP解散騒動」でした。
 この騒動の発端はスポーツ新聞2紙で、当面の終息は「テレビの生放送での謝罪」でした。

  じゃあ、1月後半は何かと言えば、「アベノミクスの司令塔」と自称する甘利明(あまり・あきら)経済再生担当大臣が、「週刊文春」で収賄疑惑をスクープされて、ついに大臣辞任に追い込まれたことだと思います

 安倍内閣の重要閣僚の1人で、経済政策、とりわけ「TPP(環太平洋戦略的経済協定)」の大筋合意を牽引してきた甘利大臣の辞任は、安倍首相には大きな痛手になりました。
 ちなみに、甘利明氏は、1949(昭和24)年神奈川県生まれの66歳で、神奈川13区選出の自由民主党・衆議院議員です。学歴は慶応義塾大学法学部卒業です。

 もう1つ話題になったニュースは、好感度No。1タレントの「ベッキー」の不倫疑惑が「週刊文春」にすっぱ抜かれたことです。
 CMやテレビ出演を次々と降板し休業状態となり、その損失は5億円以上とも言われています。

 ベッキーは、父親がイギリス人、母親が日本人のハーフで、本名は「レベッカ・英里・レイボーン」で、1984(昭和59)年12月3日、神奈川県生まれの31歳です。大学は亜細亜大学経営学部卒業です。

 ここで問題です。
 ここまでの、3つのニュースの共通点と言えば、何かわかりますか?

<写真:甘利スキャンダルを報じた「週刊文春」(平成28年1月28日号)>


 
 そうです。一つは「ニュースの発端が、新聞・雑誌であった」ことです。
 有名キャスターの降板やBPO(放送番組・倫理向上機構)審査などの影響で、テレビの取材能力が疑問視される中、「新聞・雑誌」の存在感は光りますね。

 もう一つ、3つのニュースの共通点を挙げれば、それは「ゲスの極み」と関係があることです。
 「ゲスの極み」を辞書で引くと、「下衆の極み」という漢字があてられ、「この上なく下劣で品性が卑しいさま、人として最低であるさま。」と出てきます。 

 もちろん、ここで言う「ゲスの極み」は、この言葉そのものというよりは、人気バンド「ゲスの極み乙女。」のことです。
 自称「ヒップホッププログレバンド」、つまり、ヒップホップをプログレッシブ(=先進的・実験的な
音楽)に演奏するバンドということです。このバンドは、男女2人ずつの4人組です。


 このバンドと3つのニュースが、どう関係があるかというと、まず「解散騒動」のSMAPは、「ゲスの極み乙女。」のリーダー、川谷絵音(かわたに・えのん)さんから、2015年9月発売のシングルCDに入っている「愛が止まるまでは」など、計3曲の楽曲提供(作詞・作曲)を受けています。

 次に、甘利前経済再生担当大臣は、昨年の「マイナンバー制度導入」に際して、記者会見で、「ゲスの極み乙女。」の代表曲の1つ、「私以外私じゃないの」(作詞・作曲 川谷絵音)の替え歌を披露し、カードをPRしました。
 「♪私以外、私じゃないの。当たり前だけどね。だから、マイ・ナンバーカード♪」と歌ったのですが、これが、辞任のきっかけだったとしたら、恐いですね。

 3番目のベッキー不倫騒動の相手は、言うまでもなく、「ゲスの極み乙女。」のリーダー、川谷絵音さん、本人です。
 川谷絵音(かわたに・えおん)さんは、1988(昭和63)年12月3日生まれの27歳で、長崎県出身です。本命は川谷健太で、学歴は東京農工大学工学部卒業(大学院中退)です。

 ここまで読まれて、ピンと来た方がいたらすごいと思います。
 実は、ベッキーさんと川谷絵音さんだけ、誕生日を記載しました。その理由は、誕生日が12月3日で同じだからです。
 これって、偶然?必然?
 
 でも、いくら誕生日が同じでも、ファンだった女性と結婚したばかりの川谷絵音さんが、芸能界の風紀番長と言われていた「ベッキー」さんと不倫をした上、2人がLINEで、「家庭からの卒業(離婚)」とか、「(スキャンダルは)いいきっかけになる。ありがとうセンテンス・スプリング(文春)」とかいう内容を送りあっていたのは衝撃です。
 まさに、本来の意味での「ゲスの極み」ですね。

 ネットでは、川谷絵音さんと関わった人たちが不幸になるのを、「ゲス・ノート現象」とか、「ゲスの呪い」とか言っているそうです。

 この3件の他にも、

・「ゲスの極み乙女」が初出場した「2015年NHK紅白歌合戦」の視聴率が最低だった、

・昨年、「ゲスの極み乙女。」の曲「ロマンスがありあまる♪」を自動車のCM曲に採用し本人たちも出演させたトヨタ自動車で、その直後にアメリカ国籍の女性役員が麻薬を密輸したとして警視庁に逮捕され辞任した、

・「SEKAI NO OWARI」のメンバーが、ツイッターで「Fukase、きゃりーぱみゅぱみゅ、川谷絵音」が写った集合写真をアップしたら、3か月後に、Fukaseさんと「きゃりー」さんが破局した

 などなど、「ゲス・ノート現象、呪い」だと噂されている内容は多いです。

 ベッキーと川谷さんの話以外は、偶然だと思いますが少し怖いので、「ゲスの極み乙女」の歌は、今回は掲載しません。(詞の内容は、本当はいいなあと思うものも多いです。)


<写真:「ゲスの極み乙女」と書かれたトートバック>


 


 紹介した3つのニュース以外にも、2016年1月は、たくさんの暗いニュースがありました。

・年明けから「世界同時株安」状態
・記録的な寒波(沖縄でも雪)で断水・孤立状態が続く
・北朝鮮で核実験、ミサイル発射準備
・軽井沢でスキーツアーのバスが転落事故、大学生ら15人死亡
・子供、老人、同居人などを対象にした殺人事件が続発
・2014年度の小中学生の不登校が「12万2902人」となり過去最高

 など、「ゲスの極み」的なニュースが多かったのは残念です。
 個人的にも、「不登校継続」や「夢への挑戦の努力不足」という意味では、「ゲスの極み」の1ヶ月だったと反省しています。

 最後は、やっぱり「明るいニュース」を挙げてみます。

・U23(23歳以下)サッカー日本代表が「アジア大会優勝」でオリンピック出場決定
・琴奨菊が「平成28年大相撲初場所」で日本人力士として10年ぶりに優勝
・天皇・皇后両陛下、即位後初めて「フィリピン」を訪問、戦没者慰霊の旅

 2月は、日本・世界全体も、プライベートも、明るいニュースが増えるように願い、努力したいと思います。
 もうすぐ立春、暦(こよみ)のうえでは春になります。
 おしまいは、「早くが来てほしい」との願いを込めて、キャンディーズの「春一番」の1番の歌詞を紹介します。

<写真「春一番」のレコードジャケット>





♪「春一番」♪

作詞・作曲 穂口雄右 
歌 キャンディーズ

♪雪がとけて川になって 流れて行きます
つくしの子が恥ずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですねえ
ちょっと気どってみませんか


風が吹いて暖かさを 運んできました
どこかの子が隣の子を 迎えにきました
もうすぐ春ですねえ
彼をさそってみませんか


泣いてばかりいたって 幸せはこないから
重いコートぬいで でかけませんか
もうすぐ春ですねえ 恋をしてみませんか♪



<1首>
・騒がしき さる年スタート 雪深し ゲスの極みを 飛ばせ文春

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