2016年1月19日火曜日

東京で積雪、全国的には1月19日~21日まで大雪・暴風・高潮に警戒が必要!

 東京では1月18日に積雪で交通が混乱しましたが、全国的には、1月19日~21日まで、「大雪」「暴風」「高潮」などに、厳重な警戒が必要です。

 2016年1月19日午前3時現在の警報発表状況は、次のとおりで、北海道から九州まで、全国に出ています。

〇暴風雪警報=18道府県(北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、富山、石川、京都、兵庫、鳥取、島根、山口、愛媛、福岡、佐賀、長崎、大分)

〇暴風警報=2県(新潟、静岡)

〇大雪警報=4道県(北海道、青森、岩手、福井)

〇波浪警報=18都道府県(北海道、青森、岩手、宮城、福島、新潟、石川、福井、千葉、東京、神奈川、京都、兵庫、鳥取、島根、山口、愛媛、大分)

〇高潮警報=1道(北海道)


<写真 東京の雪>



 大雪の時の、「通勤・通学」などの外出時の主な注意点を紹介します。 

1) 時間に余裕を持って行動●歩き慣れている道でも積雪状態になると予想以上に時間がかかることがあります。
●交通機関の乱れを想定しておきましょう。

2) 歩き方等
●歩きなれている靴(特に運動靴)を履く
●ハイヒールは、雪道では危険
●歩幅を小さくゆっくり歩く
●両手を開けて歩く(スマートフォン・携帯電話を見ながら、ポケットに手を入れるのは危険です)

(3) 車の運転
●時間に余裕を持って出かける
●スピードを落として進む
●エンジンブレーキを活用(スリップの恐れの高い急ブレーキをなるべく使わないで済む運転)

4) 特に注意すべき場所
●歩道橋の上や橋の上(雪や氷が融けにくい)
●横断歩道(滑りやすい)
●踏切(危険)
●地下への出入口や商業施設や会社など建物への出入口(雪が残っている。安心感をもち気が緩む)
●バスやタクシーの乗降場所(人や車のタイヤで雪が踏み固められやすい)

(5) 行動範囲の気象情報や交通情報をこまめに確認●スマホや携帯電話などで最新情報を確認(歩きながら、運転しながらは厳禁)
  
<雪の通学>






 最後に、2016(平成28)年1月18日16時49分に、「気象庁予報部」が発表した全般気象情報の要旨を紹介します。

 (見出し)
1月19日にかけて、北日本から西日本では非常に強い風が吹き、海は大しけとなり、東北地方では猛烈にしけるところがあるでしょう。
高波に厳重に警戒し、暴風雪や暴風に警戒してください。また、1月19日にかけて、北日本と、
西日本から東日本の日本海側を中心に、大雪や高潮に警戒してください。
 
[気圧配置]
 急速に発達中の低気圧が、関東の東を北上しています。低気圧は、18日夜には三陸沖に進み、19日には北海道太平洋沿岸に達する見込みです。
低気圧通過後、21日頃にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となるでしょう。

[防災事項]

<暴風雪・暴風・高波>
 低気圧周辺では、非常に強い風が吹き、海は大しけとなっています。「北日本と、西日本から東日本の日本海側」を中心に、19日にかけて非常に強い風が吹き、雪を伴って猛ふぶきとなり、海は大しけとなるでしょう。
東北地方の太平洋側では、19日未明まで、海は猛烈にしけるところがあるでしょう。

〇19日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)
  *(暴風警報の基準=陸上25m、海上30m)
  北海道地方       28m(40m)
  東北地方、北陸地方、近畿地方、中国地方
                 25m(35m)
  四国地方、東海地方、関東地方、伊豆諸島
                 23m(35m)
  九州北部地方      20m(30m)

〇19日までに予想される波の高さ
  *(波浪警報の基準=6m)
  東北地方          9メートル
  北海道地方、北陸地方、近畿地方、中国地方 8メートル
  伊豆諸島         7メートル  
  関東地方、東海地方、九州北部地方     6メートル
  その後20日にかけても、北日本中心に、暴風雪や暴風、高波が続く見込みです。
  高波に厳重に警戒し、猛ふぶきや吹きだまりに伴う交通障害、暴風に警戒してください。

<大雪>
 東日本の太平洋側では、大雪の峠は越えましたが、北日本では、低気圧の接近に伴い、降雪が強まっています。
北日本では、19日にかけて湿った雪が降り、大雪となるところがあるでしょう。
 また、強い冬型の気圧配置となるため、これから20日にかけて、西日本から東日本の日本海側の山沿いを中心に大雪となり、西日本や東日本の太平洋側の平地でも積雪となるところがある見込みです。
△19日18時までの24時間に予想される降雪量(いずれも多いところ)
 北海道地方、北陸地方     100センチ 
 東北地方、東海地方       70センチ
 中国地方              50センチ
 関東甲信地方           40センチ
 近畿地方、四国地方       30センチ
 九州北部地方           20センチ
 九州南部              10センチ

△19日18時から20日18時までの24時間に予想される降雪量(いずれも多いところ)
 北海道地方        100から120センチ
 北陸地方、近畿地方    80から100センチ
 関東甲信地方        50から 70センチ
 東北地方、中国地方    40から 60センチ
 東海地方           30から 50センチ
*大雪に警戒、注意し、なだれや着雪に注意してください。

<高潮>
 北海道地方では、19日は潮位の高いところがあるでしょう。高潮に警戒してください。


<天気図(気象庁)>

天気図



 最後にもう一度、「大雪」「暴風」「高潮」などに、十分注意しましょう。

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